MAツール(試練編)

前回の記事>>導入編①導入編②

 

導入するツールも決まり、稟議も通り、いざ導入!となったのも束の間。。

この時点で、今まで使っていたツールも1年以上経っており、約300ほどのフォームを運用していました。リード数も数十万、Salesforceに連携している情報も多数。マーケティング部やインサイドセールスだけでなく、フィールドセールスも利用していた情報もあるため、新しいツールに結構な数のアセットを移行しなければならない状況になりました。

 

以下が実際に行った、初期設定とアセット移行の流れです。気付いた★point★も書いておきます!

 

◯アセット移行の流れ

1.新ツール利用開始日を決める

★point★

利用開始日から逆算して、スケジューリングを行う。利用開始日より1-2ヶ月前に新ツールを契約し、初期設定や、移行対象アセットの準備を行うのが望ましい。移行する場合、並行期間がないと運用が止まってしまうリスクあり。Salesforceや他ツールと連携している場合は、連携解除・再連携の手順をしっかりと検討しておく必要がある。

 

2.現在のツールで作成したアセットを洗い出す

★point★

データ系アセット(カスタムフィールドやリードなど)と、コンテンツ系アセット(LP、フォーム、メールなど)を区別したうえで洗い出すのが良い。

 

3.そのうち、今後も利用が見込まれるアセットを洗い出す

★point★

基本は、データ系アセットと、コンテンツ系アセットのうち、ウェブページなど外部向けに現在も利用しているものを選択。頑張って作ったものの、現在は利用していないメールコンテンツや、過去のLPなどは移行しても使わないので、移行対象から外すのが良い。

新ツール利用開始の数週間前には、現ツールでの新規アセットの作成はストップし、移行対象アセットを確定させる。

 

4.新ツールの初期設定

★point★

どのMAツールでも共通となる、SPFDKIMの設定、ロール設定、セキュリティ設定を行う。私の会社ではSPFレコードの追加の調整に数週間かかったので、余裕をもって対応するのが良い。

 

5.新ツールで移行対象アセットを作成

★point★

コンテンツ系アセットは、移行タイミングより前に作成して問題ないので、初期設定終わり次第、出来るだけ準備しておく。

 

6.新ツール利用開始

★point★

連携しているツールから問題なくデータが流れているかの確認を徹底する。私の会社では想定外にデータ量が多く、初期連携にかなりの時間がかかって苦労したので💦利用開始後、移行対象アセットを有効化し、問題なく動作しているかを確認する。

 

さらーっと書いてしまいましたが、書き切れなかったトラブルもたくさんありました💦次回は、番外編として私が遭遇したトラブルについてお話しします。

 

★参考図書★

 

BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方 日本企業のマーケティングと営業を考える

 

マーケティングオートメーション 最強の導入手法